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[ナイト・オブ・ザ
・リビングデッド
死霊創世記]
ジョージ・A・ロメロ監督の名作[生ける屍の夜(ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド)]を、トム・サヴィーニが監督として、カラーでリメイクした[ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀]のサントラ。今回が初めてのソフト化となる模様。
オリジナル作品の方は、ロメロ監督の意向で昔のSF映画のデッド・ストック音楽で構成されていたが、新作の方はポール・マッカローグによる書き下ろしスコアとなっている。映画のストーリー同様、鈍重で暗い音楽が続き、時折ショック・シーンになると甲高い音になって、音だけで聴いていても大体どういうシーンなのか見当が付くというタイプの劇伴スコアである。
その前の[バタリアン]が、ロック音楽のコンピレーションだっただけに、コチラの方がオーソドックスな割りに新鮮に思えてしまうのは、この映画の音楽がホラー映画としては正統派の部類に入るからだろう。
これのサントラリリースと同時に、オリジナル作品の方のCD化も期待したい所だ。(以前出ていたアナログ盤からコピーしたと思われるブートレグ盤が存在するようだが…)
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